政策の具体的な骨組みを作り上げる実務部隊、それが内閣官房だ。霞が関の各省庁から集められた精鋭官僚たちが、政治の意向と行政の現実との間で熾烈な調整を続けている。
特に注視すべきは、「骨太の方針プロジェクト」を巡る与野党や省庁間の激突だ。予算編成の基本方針となるこの指針にどの文言を盛り込むかによって、数百億円単位の国費の使い道が決まる。財務省が主張する財政規律と、族議員が求める予算獲得の圧力が内閣官房の執務室で交差する。
国家行政の舵取りは、理念だけでは動かない。条文の一句一部を巡る深夜の泥沼の折衝を経て、初めて「政策」という形をとって世に押し出されるのだ。