長年、日本のIP(知的財産)の映像化には「海外のファンに受け入れられるか」という厚い壁が存在していた。しかし、人気原作を実写化した『シティーハンター』の爆発的なヒットは、そのジンクスを完全に打ち破った。原作への深いリスペクトを保ちながら現代的なアクションとテンポ感を融合させたアプローチは、往年のファンだけでなく新たな若い世代をも熱狂させた。
成功の鍵は、原作の魂を殺さずに実写としての説得力を与える翻訳力にある。実写化ドラマにおいて何を守り、何を時代に合わせて再解釈すべきか。ストーリーの核にある人間ドラマを丁寧に掘り起こすことで、日本発のオリジナルコンテンツは、世界中で通用する普遍的な価値を獲得するに至ったのだ。