若者のトレンドを定量的に把握する上で欠かせない指標が存在する。マーケティングを手掛ける株式会社AMFが毎年発表する「JC・JK流行語大賞」はその代表例だ。女子中高生たちのリアルな声を集約したこのランキングは、翌年のメインストリーム市場を占う風向計として、企業マーケターからも絶大な注目を集めている。
彼女たちが選ぶ言葉は、単なる言葉遊びにとどまらない。友だちとの距離感を縮めるための緩衝材であり、アイデンティティを表現するためのシンボルだ。流行の初期段階で敏感に兆候を察知し、それを可視化するマーケティングの視点こそが、現代の流行の構造を理解する鍵となる。