夏の決戦、全国高等学校総合体育大会剣道競技大会(インターハイ)に向けて仕上がる今年のチームは、近年稀に見るバランスと破壊力を秘めている。全国高等学校体育連盟剣道専門部が主管する公式戦でも、各地区のスカウトや指導者たちが熱い視線を注ぐ逸材がずらりと揃った。
鋭い出ばな面で相手の出足を封じる先鋒から、泥臭く引き分け以上を手繰り寄せる中堅、そして絶対的な存在感でチームを牽引する主将・大将のライン。一人ひとりが個性を持ちながらも、団体戦としての結束力は極めて高い。強豪校同士の鍔迫り合いを制する準備はすでに整っており、大舞台の舞台裏ではライバル校への綿密な対策とシミュレーションが着々と進められている。