この安定した人気エリアをさらに変貌させた決定打が、TSMC(JASM)の熊本進出による影響です。製造拠点が位置する菊池郡菊陽町のセミコンテクノパークと光の森駅は車で約15〜20分の距離にあり、駅南口・北口のロータリーは関連企業の通勤バスやシャトル便、出張者のハブとして機能するようになりました。
地元不動産関係者の証言によると、「2026年の第1工場本格稼働から第2工場建設の進展に伴い、光の森駅周辺の賃貸需要は従来のファミリー層中心から、国内外のエンジニアや法人の社宅需要へと一気に広がった」といいます。これに伴い、駅周辺の地価公示価格および賃料相場は高止まりを続け、新築分譲マンションや商業テナントの入れ替わりが加速しました。
また、駅構内や周辺施設では英語や中国語の案内表記が大幅に増設され、インターナショナルな活気と地方都市の生活感が同居する独特の景観が形成されています。駅前のカフェやランチ営業を行う飲食店でも、平日昼間からビジネスミーティングを行う姿が日常化しました。