学校の真の実力は、パンフレットの美辞麗句ではなく、現場に身を置く学生たちの肉声に宿ります。SNS、掲示板、卒業生インタビューなどを追跡調査すると、学科ごとの異なる特色とリアルな実態が浮かび上がってきます。
まず、同校の看板である「パティシエ実践科」の評判において際立つのは、徹底的な基礎の刷り込みです。在学生の1人は次のように証言します。「最初の数カ月は、ジェノワーズ(スポンジ生地)の泡立てやパイピング(絞り)の繰り返し。家でもタオルを使って絞りの角度を練習する日々で、キラキラした華やかなイメージだけで入った同級生は面食らっていました」。しかし、この過酷な反復練習こそが、2年次に一般顧客向けに焼き菓子や生ケーキを販売する「ショップ演習」でのクオリティを支える土台となっています。
一方の「製パン技術学科」では、ベーカリー業界特有の「粉と酵母(イースト)の科学」を徹底的に叩き込まれます。早朝実習のスケジュール管理や、大量の小麦粉を扱う肉体的なタフさが求められますが、その分、リテールベーカリーや大手製パンメーカー、有名ホテルブーランジェリーへの就職先ルートは極めて強固です。「パン職人は朝が早く職人気質の世界だが、在学中に大量仕込みと発酵管理の失敗を経験していたため、入社後の怒号やプレッシャーにも動じずに済んだ」という卒業生の手記も見られます。
オープンキャンパスに関する口コミでも、「先生方の指導が丁寧なだけでなく、学生スタッフが学校の良いところだけでなく『実習片付けの厳しさ』や『立ち仕事の足の痛さ』まで本音で話してくれたのが信頼できた」という高評価が目立ちます。