Q1:大人の吃音は完全に治る(完治する)のでしょうか?
A1:成人期まで残存した吃音を薬や手術などで「100%一切詰まらない状態」に完治させる医学的治療法は現在のところ確立されていません。しかし、言語聴覚士による発話流暢性トレーニングや認知行動療法によって、症状を大幅にコントロールし、予期不安や日常生活の支障を最小限に抑えることは十分に可能です。
Q2:子どもが言葉を詰まらせ始めたとき、親はどのように声をかけるべきですか?
A2:「ゆっくり話して」「深呼吸して」といった指示や、子どもの言葉を途中で遮って先回りして言うことは避けてください。子どもの目を見て、遮らずに最後まで話を聞き、「あなたの話したい内容をしっかり受け止めている」という安心感を与える姿勢が最も効果的です。症状が数ヶ月以上続く場合は、自己判断せず小児耳鼻科や言語聴覚士に相談することをおすすめします。
Q3:就職活動や職場で吃音についてカミングアウトすべきですか?
A3:業務で電話や対面会話が必要な場合、面接の冒頭や入社時に「緊張すると言葉の出だしが詰まることがありますが、業務上の意思疎通には問題ありません」と事前にオープンにしておく当事者が増えています。あらかじめ開示しておくことで本人の予期不安が激減し、企業側も適切な配慮(合理的配慮)を行いやすくなるメリットがあります。