多くの初心者がつまずく「絵が似ない問題」の9割は、顔のパーツ配置に原因があります。特にコナン顔の描き方のコツにおいて、最も重要視すべきは「メガネの位置」です。通常のお絵描きでは輪郭を描いてから目玉を入れますが、コナンを描く場合はコナン目とメガネのバランスを最優先し、パーツ起点で輪郭を誘導するのがプロのセオリーです。
具体的な手順を見ていきましょう。まず、紙の中央に薄い鉛筆で「正円」を描き、その円の下半分に重なるように少し潰れた逆三角形を足します。これがアタリと呼ばれる骨組みです。ここからペン入れをする際、最初に描くべきは「大きなメガネの長方形」です。メガネは正方形ではなく、横に長い「やや角の丸い長方形」を左右に2つ並べます。このとき、左右のメガネをつなぐブリッジは中央よりやや高めに引くのがポイントです。
次に目を描きますが、ここにも明確な作画規則があります。コナンの目はパッチリとした子供の丸い目ではなく、上まぶたが緩やかな下がり気味の曲線を描き、下まぶたは水平に近い直線です。黒目はレンズの上下にわずかに隠れる大きめの楕円を描き、ハイライト(光の反射)を白く残します。この「大人びた鋭さ」を目元に宿すことで、子供の姿に偽装した天才探偵のニュアンスが一気に立ち現れます。
鼻と口の配置は極めてミニマルです。両目の中心線上に、小さな「く」の字でちょこんと鼻を置き、口は鼻のすぐ下に小さめの横線で引きます。生意気な表情を作りたい場合は、口の片端を少しだけ吊り上げる「ニヤリ顔」にすると、劇中の江戸川コナンらしさが格段に跳ね上がります。