ネット上では「パナソニックのドラム式は自動お掃除機能があるから大丈夫」という誤解が散見される。しかし、これは機種によって機能差が非常に大きい。2026年時点で販売されているパナソニックのドラム式洗濯機には、乾燥フィルター自動お掃除機能を搭載したモデルと、手動でのフィルター清掃が前提のモデルが混在している。
自動お掃除機能付きモデルでも、乾燥フィルターの奥にある蒸発器(熱交換器)まで完全に自動清掃できるわけではない。パナソニックの上位モデルに搭載される「自動お掃除機能」は、乾燥フィルターの目詰まりを軽減する仕組みであり、熱交換器そのものの汚れを完全に除去するものではない。そのため、年1回は「槽洗浄モード」や「専用クリーナー」で内部の徹底洗浄を行うことが実用上の正解だ。
もう一つの盲点は、ゴムパッキンの裏側に溜まる繊維ほこりである。ドラム式洗濯機のドアを開けたときに見えるゴムパッキンの折り返し部分は、湿気と繊維ほこりが混ざり合い、カビや黒ずみの温床になる。パナソニックの取扱説明書でも「ドアパッキンの汚れは柔らかい布で拭き取る」と記載されているが、実際にはパッキンの奥に指を入れてほこりを掻き出すレベルの清掃が必要なケースが多い。