検索エンジンで「目の病気」「違和感」と結びつけられるもう一つの背景には、木原選手が過去に乗り越えてきた壮絶な負傷履歴が存在します。トップアスリートとして氷上に立ち続ける中で、木原選手は複数回のアクシデントに見舞われてきました。
報道各社の取材データによると、2018年12月の全日本選手権直前、練習中の転倒により木原選手は重度の脳震盪を発症。激しいめまいや体調不良に悩まされ、一時は日常生活にも支障をきたすほどの苦難を経験しました。脳震盪の急性期には一時的な視野のぼやけや光過敏が生じることが知られていますが、木原選手は適切な医療サポートと段階的なリハビリを経て完全復帰を果たしています。
さらに、三浦璃来選手とペアを結成したのちも、2026年秋には木原選手の腰椎分離症による長期休養を余儀なくされるなど、身体を酷使するペア競技ならではの試練を経験してきました。これらの負傷報道がネット上で断片的に伝播する過程で、「怪我の後遺症で目に異常が出たのではないか」という根拠のない誤解へとすり替わっていったのが実態です。