ネット上の掲示板やSNSでは、「公式で取れなくても非公式の転売仲介サイトやSNS個人取引を使えば定価以下で買える」といった危険な言説が散見されますが、これは大きな誤解です。
2019年に施行された「チケット不正転売禁止法」以降、プロ野球界でも入場ゲートでのランダムな本人確認や、QRコードチケットの転売無効化システムが急速に強化されています。転売仲介サイトで購入したチケットに記載された名義と来場者の身分証が一致しない場合、たとえ高額な代金を支払っていても入場を拒否され、警察への通報対象となるリスクがあります。
さらに、「ダイナミックプライシングはファンから搾取するためのシステムだ」という批判もありますが、経済学的な視点で見ると一概に悪とは言えません。平日ナイターや消化試合など、需要が落ち着く日程では定価よりも大幅に安い価格(外野席が1,000円台など)まで値下がりするため、日程を選べるファンにとってはむしろ従来より安価に現地観戦を楽しめる恩恵をもたらしています。