「内科に行くべきか、耳鼻咽喉科に行くべきか」という疑問に対しては、症状の主戦場がどこにあるかで明確に判断できます。
全身のだるさ、咳、関節痛、高熱が前面に出ている場合は一般内科が適しています。一方、熱の有無にかかわらず「唾を飲み込むだけで激痛が走る」「耳の奥まで響くように喉が痛い」「首のリンパが腫れて触ると痛い」といった局所の症状が極端に強い場合は、耳鼻咽喉科への受診が圧倒的に推奨されます。耳鼻咽喉科ではファイバースコープを用いて声帯付近や喉頭蓋の腫れを直接観察できるため、重篤な気道閉塞リスクを即座に見抜くことが可能です。
なお、以下の症状が一つでも認められる場合は、翌朝を待たず夜間救急や救急要請を検討すべきエマージェンシーサイン(危険信号)です。
- 水分や自分の唾液すら飲み込めず、口から垂れてしまう
- 息を吸うときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音が鳴る、あるいは息苦しさがある
- 指が2本分以上縦に入らないほど、口が開きにくくなっている(開口障害)
- 首の腫れが急速に広がり、皮膚が赤く熱を持っている
- 意識が朦朧とし、受け答えが曖昧になる