『おとうさんといっしょ』が一般的な幼児番組と一線を画し、大人の鑑賞にも耐えうるシュールさとスピード感を保ち続けている最大の要因は、マスコットキャラクターのシュッシュとポッポの存在にあります。
蒸気機関車の運転士を目指すいたずら好きな蒸気機関車・シュッシュの声を担当しているのは、お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也。関西弁特有の鋭いハイトーンボイスと、予測不能なハプニングにも瞬時に切り返す話芸は圧巻の一言です。一方、ピンク色の巨大な鳥型怪獣・ポッポを演じているのは、舞台やテレビドラマで唯一無二の怪演を見せる個性派女優の野口かおる。彼女の持ち味である予測不可能なハイテンションと、台本を軽々と飛び越えるアドリブ劇は、共演するお兄さん・お姉さんたちを本気で笑わせる現場の起爆剤となっています。
公開収録や生放送イベントを目撃した関係者によると、舞台上のシュッシュとポッポの掛け合いは、事前のリハーサルにない即興のボケとツッコミが日常茶飯事で行われているといいます。子どもたちには純粋なドタバタ劇として映り、背後で見守る父親や母親には「練り上げられた上質なコント」として刺さる。この多層構造のユーモアこそが、日曜朝の眠気を吹き飛ばす強力なエンジンとなっているのです。