イノダコーヒを訪れる上で外せないのが、創業以来の看板ブレンド「アラビアの真珠」です。モカをベースにした深煎りブレンドで、芳醇なアロマとしっかりとしたコク、そして心地よい酸味が特徴。注文時に特に指定しない場合、「あらかじめスチームミルクと砂糖を入れて提供する」という独自の伝統スタイルを貫いています。これは「最も美味しいバランスで召し上がっていただきたい」という創業期からの流儀によるものです。
また、多くの来訪者が目当てとするイノダコーヒのモーニングメニューの筆頭が「京の朝食」です。値段は2,000円台(税込)と喫茶店のモーニングとしては決して安価ではありませんが、提供されるプレートの内容を見れば、その価格設定の正当性が理解できます。
「京の朝食」に使用されるボンレスハムは、創業者がこだわり抜いた伝統の製法を守るオリジナル。濃厚なスクランブルエッグとバターの香り豊かなクロワッサン、搾りたてのオレンジジュースが織りなすハーモニーは、京都の朝を特別にするに十分な説得力を持ちます。さらに、隠れた名作として食通の間で支持されるイノダコーヒのビーフカツサンドは、肉厚ながら極めて柔らかく、特製ソースとの相性が抜群。朝食利用のみならず、昼下がりの軽食としても極めて高い満足度を誇ります。