「生放送を見逃しても、あとでTVerで見ればいい」と考えている視聴者は少なくありませんが、ここには大きな落とし穴が存在します。音楽番組における「見逃し配信の権利処理(シンクロ権・原盤権・肖像権)」は、通常のバラエティやドラマと比較して桁違いに複雑だからです。
特に以下のケースでは、TVerの見逃し配信で「該当シーンが丸ごとカットされる(蓋かぶり)」、あるいは「配信期間が極端に短縮される」事例が頻発しています。
- 海外アーティスト・映画タイアップ楽曲:ハリウッド映画の劇中歌やディズニーコラボ、海外著作権管理団体が関わる楽曲は、配信許諾の条件が極めて厳しく、地上波生放送限定となる場合があります。
- ミュージカル劇団の特別パフォーマンス:舞台映像の二次利用規定により、アーカイブ配信が制限される契約が結ばれていることがあります。
- サプライズ飛び入りゲスト:直前交渉で出演が決まったシークレットゲストの場合、配信契約が間に合わず生放送限定となるケースが存在します。
「推しのコラボシーンを確実にフル尺で堪能したい」のであれば、TVerの見逃し配信をあてにしすぎず、地上波のリアルタイム視聴、あるいはレコーダーへの確実な録画予約(容量確保)を行っておくことが鉄則です。