ネット上の旅行ブログや古い情報には、誤った思い込みが少なからず存在します。現場のリアルを知る取材班が、旅行者が陥りがちな「3つの大きな誤解」を是正します。
誤解1:「関東の紅葉だから11月中旬がベスト」という先入観
群馬や栃木の日光、奥多摩の感覚で11月中旬に養老渓谷や亀山湖を訪れると、「周囲の山がまだ青々としていて拍子抜けした」という結果になりかねません。房総半島の内陸部は、前述の通り黒潮の影響で冷え込みが遅れます。最も鮮烈な赤に染まるのは11月28日頃から12月10日前後です。焦って早い時期に訪れるのは禁物です。
誤解2:「車があればどこでもスイスイ巡れる」という過信
房総丘陵の山間部は、一歩幹線道路を外れると対向車とのすれ違いが困難な狭隘路(きょうあいろ)が多く存在します。紅葉シーズン中は大型観光バスも通行するため、離合不能による局所的な大渋滞が多発します。事前に道幅の広い迂回路を確認しておくか、カーナビの案内を鵜呑みにせず県道などの主要幹線を利用することが鉄則です。
誤解3:「ライトアップはどこでも遅くまでやっている」という勘違い
養老渓谷や各地のライトアップは、都市部のイルミネーションとは異なり、自然環境保護や安全確保のため17:00〜21:00頃で消灯する場所がほとんどです。また、山間部は日没とともに気温が急降下し、路面が夜露で滑りやすくなるため、防寒対策と足元の照明準備を怠ってはなりません。