股のしこりは粉瘤?痛い・臭い原因と受診科や手術費用を徹底解説

股のしこりは粉瘤?痛い・臭い原因と受診科や手術費用を徹底解説

股のしこりは粉瘤?痛い・臭い原因と受診科や手術費用を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

皮膚の内側に角質や皮脂が袋状に溜まる良性腫瘍、それが粉瘤(アテローム・類表皮嚢胞)です。股関節周辺や鼠径部、外陰部などのデリケートゾーンは、下着の摩擦や蒸れ、歩行時の強い圧迫が加わり続けるため、粉瘤が極めて発生しやすく、かつ炎症を起こしやすい過酷な環境にあります。

「触ると内部にコリコリした球体がある」「中心部に黒い小さな点(開口部)が見える」というのが典型的な特徴です。袋の中に長期間密閉されたアカや皮脂が酸化・分解されることで、独特の酸っぱいようなチーズ臭や饐(す)えた悪臭を放ちます。

普段は無症状でも、何らかの拍子に細菌が侵入したり、圧迫によって袋が皮下で破裂したりすると「炎症性粉瘤」へと移行します。こうなると数時間から数日で患部が真っ赤に腫れ上がり、歩行や着座すら困難な拍動性の激痛が生じます。医療機関の臨床データによると、股の粉瘤で受診する患者の約6割以上が、この激痛を伴う炎症期に駆け込んでくるのが実情です。

放置して破裂した場合、一時的に膿が出て内圧が下がり痛みは和らぎますが、皮下の「袋(嚢腫壁)」が残存している限り100%再発します。さらに、度重なる破裂と炎症を繰り返すことで周囲の皮下組織と強固に癒着し、将来的な摘出手術で大きく切開せざるを得なくなるリスクを抱えることになります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。