Q1:スタジオジブリが公式に認めている「油屋」のモデル地はどこですか?
A1:公式に「大いに参考にした」と明言されているのは、愛媛県の「道後温泉本館」と、東京都小金井市の「江戸東京たてもの園(子宝湯・武居三省堂など)」です。特定の1箇所ではなく、複数の歴史的建造物のエッセンスが融合されています。
Q2:台湾の九份がモデル地だと広く信じられているのはなぜですか?
A2:石段に連なる赤提灯やノスタルジックな木造茶館の雰囲気が映画の世界観と酷似していたため、現地の旅行会社やメディアが宣伝に使用し定着しました。しかし宮崎駿監督およびスタジオジブリは「九份を参考にした事実はない」と明確に否定しています。
Q3:千尋やカオナシ、湯婆婆にモデルとなった実在の人物はいますか?
A3:千尋は日本テレビの奥田誠治プロデューサーの愛娘(当時10歳)がモデルです。カオナシの容姿・佇まいはアニメーターの米林宏昌氏のスケッチから着想され、内面は現代人の孤独が反映されています。湯婆婆の豪快なキャラクターには、スタジオジブリ社内の人間関係や鈴木敏夫プロデューサーの性格の一部が投影されていると語られています。
Q4:映画に出てくる「海原電鉄(水の上を走る電車)」のモデルはどこですか?
A4:かつて伊勢湾台風の際に水没した名鉄常滑線や、有明海の海中道路、江戸東京たてもの園に展示されている旧型都電など、監督が目にした水辺の風景や昭和の車両記憶が重なり合って生まれた幻想的な風景とされています。