洞爺湖観光の屋台骨を支える定番スポットには、それぞれ特有の魅力と現地でしか分からない体験価値が存在します。湖上からの眺望を楽しむなら、中世の古城を模した優雅な船体が特徴の洞爺湖遊覧船 中島巡りコースが外せません。約50分間の湖上クルーズでは、天気の良い日に湖面越しにそびえる秀峰・羊蹄山(蝦夷富士)の雄姿を望むことができます。特に4月下旬から10月末までの夏季シーズンには、中央に浮かぶ「中島」への途中下船が可能となり、島内に生息するエゾシカの観察や森林浴散策路のトレッキングが楽しめます。
火山のダイナミズムを肌で感じるなら、南側にそびえる有珠山と昭和新山エリアへ足を伸ばす必要があります。昭和18年の地殻変動と噴火活動によって麦畑が一夜にして隆起した「昭和新山」は、現在も赤茶色の岩肌から白煙を上げる世界的に珍しい特別天然記念物です。そのすぐ隣から運行している有珠山ロープウェイ 料金は、往復大人(中学生以上)1,800円、小人(小学生以下)900円(※2026年運行改定基準)となっており、所要約6分の空中散歩で山頂駅へ到達します。山頂テラス「有珠山テラス」からは、穏やかな洞爺湖と荒々しい銀沼大火口原、さらには太平洋(内浦湾)まで見渡す360度の大パノラマが広がります。
湖の北西岸、高台に位置するサイロ展望台 レイクビューは、洞爺湖全景と中島、有珠山、昭和新山を一網打尽にできる道内有数のフォトスポットです。売店では地元特産の生キャラメルやチーズを使ったスイーツが豊富に揃い、ドライブ途中の絶好の休憩ポイントとして年間を通じて賑わいを見せています。さらに、4月下旬から10月末まで毎夜開催される洞爺湖ロングラン花火大会(20時45分から約20分間)は、移動する船から打ち上げられる約450発の花火が温泉街のどこからでも鑑賞できる名物行事として定着しています。