光年とは?時間との違いや1光年のキロ数換算と新幹線の年数を徹底解説

光年とは?時間との違いや1光年のキロ数換算と新幹線の年数を徹底解説

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一般向けのニュースや科学ドキュメンタリーでは「光年」が主役を務めますが、天文学の専門論文や学会発表では別の単位が頻繁に用いられます。それがパーセクと天文単位の違いです。宇宙の距離を測る物差しには、それぞれ用途に応じた明確な住み分けが存在します。

まず、太陽系内の惑星や小惑星の距離を測る際に重宝されるのが天文単位(AU:Astronomical Unit)です。1AUは地球から太陽までの平均距離として定義されており、正確には149,597,870,700メートル(約1億5000万km)です。光の速度で進むと約8分20秒(約500光秒)で到達できる長さであり、木星や土星までの距離を語るには光年よりも遥かに直感的で扱いやすい尺度となります。

一方、プロの天文学者が恒星間や銀河スケールの観測で多用するのがパーセク(pc:parsec)です。パーセクは「年周視差(地球が公転することで生じる星の見かけの位置のズレ)が1秒角(3600分の1度)になる距離」として幾何学的に定義されています。

1パーセクは約3.26光年(約30兆9000億キロメートル)に相当します。観測機器から得られる角度データ(秒角)の逆数を取るだけで直接距離が割り出せるため、観測天文学の現場では光年よりもパーセク(あるいはキロパーセク、メガパーセク)が学術的な標準単位として愛用されています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。