一方で、ネット上の一部レビューには「期待して行ったが胃がもたれた」「混雑していて落ち着かない」といったネガティブ寄りの書き込みも見受けられます。これらは名店ゆえに生じる「認識のギャップ」が主な原因です。
第一の誤解は、「揚げピザ=脂っこい」という先入観による注文設計のミスです。ピッツァフリッタは油切れが良いとはいえ、濃厚なリコッタチーズと具材がみっしり詰まったボリューム満点の一品です。これを1人で1枚完食しようとしたり、2名でピッツァフリッタとチーズ主体の重いピッツァ(クアトロフォルマッジなど)を同時に頼んでしまうと、さすがに後半で満腹感と重さを覚えることになります。現場の常連客が実践している黄金比率は、「2〜3名で訪れ、1枚はピッツァフリッタ、もう1枚は酸味の効いたマルゲリータやマリナーラ、そしてフレッシュな前菜サラダを合わせる」という構成です。
第二の誤解は、「予約なしでもふらっと立ち寄れる」という認識です。馬車道の店舗は1階・2階にテーブル席を備えていますが、トータルの席数は約40席前後。ピーク時の混雑は激しく、週末のランチやディナータイムに予約なしで突撃した場合、満席で入店を断られるか、1時間以上のウェイティングを余儀なくされるケースが日常茶飯事です。「予約困難な敷居の高い店」というわけではなく、正しく数週間前から予約サイトや電話を押さえれば確実に確保できるため、事前計画の有無が体験の明暗を分けます。