山下智久のグループ遍歴を紐解くと、常にジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)の戦略的転換点に立ち会ってきたことが分かります。ジャニーズJr.黄金期の牽引役から始まり、数多くの実験的かつ革新的な編成の中心に彼が据えられていました。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、滝沢秀明の後継者としてJr.の頂点に君臨していた山下は、まずB.B.A.やBIGといったユニットで頭角を現しました。そして2002年、伝説的なユニットとして語り継がれるFour Topsが結成されます。メンバーは山下智久、生田斗真、風間俊介、長谷川純の4人。Jr.のメイン番組『ザ少年倶楽部』の司会を務め、高いパフォーマンス力と人気を誇りながらも、当時の事務所方針によって「CDデビューを目的としないユニット」として位置づけられました。この Four Tops の解体とNEWS結成は、当時のファンコミュニティに大きな衝撃を与えました。
その後、2003年11月にNEWSのリーダー格として『NEWSニッポン』でメジャーデビュー。グループ活動と並行して、山下は数々の歴史的ユニットを成功に導きます。
代表的な事例が、2005年にKAT-TUNの亀梨和也と結成した修二と彰です。W主演ドラマ『野ブタ。をプロデュース』から誕生した主題歌「青春アミーゴ」は、出荷ベースで160万枚を超える社会現象的メガヒットを記録しました。さらに2006年には、タイの兄弟アイドルGolf & Mikeと結成した国際限定ユニットGYM(Kitty GYM)、2012年にはSMAPの香取慎吾と結成したTHE MONSTERSなど、従来のグループの枠組みを超えた挑戦を次々と形にしていきました。
そして2017年、ドラマ『ボク、運命の人です。』の主題歌「背中越しのチャンス」を機に、修二と彰の進化形として亀と山Pが正式に始動。2020年には初のオリジナルアルバムリリースとドームツアーが発表され、大きな熱狂を生んだことは記憶に新しい事実です。