この爆発的ヒットを生み出したのは、新大久保で小さなアジア料理店を営むベトナム人シェフと韓国人オーナーの共同プロジェクトだった。開発当初は、単に両国の代表的なメニューを並べて提供するだけの予定だったという。
転機は、試作中の厨房で起きたアクシデントだった。スタッフが誤って、ブンチャー用の甘酸っぱいタレを、仕込み中だったクッパのスープの鍋にこぼしてしまったのだ。「捨てるのはもったいない」と一口味見をしたオーナーは、その瞬間に鳥肌が立ったと振り返る。そこから数ヶ月の微調整を経て、現在の黄金比率が完成した。