桂正和といえば、『電影少女』や『I"s』で知られる、美少女描写の第一人者だ。彼の描く女性キャラクターは、単なる記号的な可愛さにとどまらない。骨格や肉体の質感、衣服のシワに至るまで徹底的にこだわり抜かれたリアリティがある。だからこそ、読者は彼女たちに強烈な実在感と魅力を感じるのだ。
『SHADOW LADY』における変身シーンや、タイトなキャットスーツのデザインは、当時の少年誌の限界に挑むものだった。健康的でありながらも、どこか退廃的でセクシー。この絶妙なバランス感覚こそが、今なお多くのファンを惹きつけてやまない理由だろう。単なる過激さだけでは、これほど長い間語り継がれることはない。