アボカド犬というワードでSNSを検索すると、実に多様な投稿が並ぶ。「うちの子がアボカドの種を咥えて離さない」という微笑ましい報告のすぐ隣に、「アボカドを食べさせてしまった。大丈夫?」という切実な質問が表示される。この混沌こそが、アボカド犬の現在を象徴している。
5chや知恵袋の書き込みを追うと、「アボカドは犬にNGと聞いたけど、少量なら大丈夫という獣医もいる」という混乱した声が目立つ。実際、いぬなびの獣医師監修記事では、アボカドの栄養素に触れつつも、与えてはいけないと賛否両論ある理由を整理している。一方、茶屋ヶ坂動物病院のメディアサイトは「一般的に犬にアボカドを与えるのはNG」と明確に述べ、中毒成分と食べたときの対処法を解説している。
現場の獣医師の声を総合すると、アボカドの果肉そのものよりも、種と皮に含まれるペルシンという成分が問題視されている。特に未熟なアボカドや種を誤食した場合のリスクが高く、小型犬では致死量に達するケースも報告されている。ネット上の「アボカド犬」画像がどれほど可愛らしくても、実際の誤食は緊急を要する事故なのだ。