チケット発券後に最も気になるのが、座席からの視界と音響体験です。5,000人規模を誇るホールAと、1,500人規模の劇場空間であるホールCでは、体験の質が大きく異なります。
まず東京国際フォーラム ホールAの座席表を確認すると、1階席が1列〜49列、2階席が1列〜26列という奥行きのある設計になっています。1階席のセンターブロック前方(1列〜15列)は臨場感に溢れ、アーティストの細かな表情まで肉眼で捉えられます。一方、1階席の30列目以降や2階席の中腹以降では、ステージ上の人物が指先ほどの大きさに感じられます。
ホールAの2階席はバルコニー状に前へ張り出しており、すり鉢状の傾斜がしっかり確保されているため「前の人の頭でステージが見えない」というトラブルは起きにくい構造です。しかし、距離自体の絶対値は長いため、表情や衣装の細部まで鑑賞したい場合は倍率8倍〜10倍の双眼鏡(防振双眼鏡ならベスト)が必須アイテムとなります。
対して東京国際フォーラム ホールCの見え方は、1階・2階・3階の3層バルコニー構造になっており、どの座席からでも舞台との距離が比較的近く設計されています。音響の返りが非常に繊細で、ミュージカルのセリフやクラシック楽器の倍音までクリアに届くのが特徴です。3階席の最前列や端席では手すりがやや視界に入る場合があるものの、全体を見渡す視認性の高さは都内屈指のクオリティを誇ります。