日の出町の日帰り天然温泉「つるつる温泉」が全国の温泉ファンから熱烈に支持される最大の理由は、その突出した泉質スペックにあります。源泉は地下1500メートルの古生層から動力揚湯されており、泉温約27℃の源泉を加温・循環ろ過して提供しています。特筆すべきは、水素イオン濃度(pH値)が約9.9〜10.0という極めて高いアルカリ数値を記録している点です。
温泉医学の観点から見ると、強アルカリ性の湯は皮膚表面の古い角質を溶かし、皮脂を乳化させて洗い流す「石鹸効果(鹸化作用)」を発揮します。浴槽に入った瞬間に肌がぬるぬると包まれ、湯上がりには一転して滑らかな手触りに変わる現象は、この化学反応によるものです。肌のターンオーバーを促す天然のピーリング効果が期待できるため、古くから「美人の湯」として親しまれてきた歴史があります。
館内の大浴場は、情緒あふれる和風づくりの「美人の湯」と、開放的な洋風設計の「生涯青春の湯」の2種類が設置されており、日替わり(奇数日・偶数日)で男女が入れ替わります。いずれの浴場にも広々とした内湯、四季折々の奥多摩の山景色を望む露天風呂、そしてしっかり汗を流せる高温サウナと水風呂が完備されています。
脱衣所およびパウダールームには、無料のドライヤー、リンスインシャンプー、ボディソープが常備されています。現地ではオリジナルタオルの販売(フェイスタオル・バスタオル)も行われているため、手ぶらでの急な立ち寄り入浴にも柔軟に対応しています。