福岡県高等学校体育連盟が主催する各種大会は、全国屈指の激戦区として知られる。強豪私立が長年にわたり覇権を争ってきたこのエリアで、福岡女学院高校バレーボール部の躍進はまさに電撃的だった。ブロックの隙間を射抜く高速バックアタックと、粘り強いレシーブ力。試合を重ねるごとに精度を増すそのプレースタイルは、観客だけでなく対戦相手をも唸らせている。
高校バレーボールの勢力図を塗り替えた最大の要因は、従来の根性論から脱却したデータサイエンスの導入だ。相手チームのスパイクコースやサーブ権獲得時の得点率を細かく分析し、コート上で即座に陣形を再構築する。選手一人ひとりがアナリストの視点を持ってプレーする姿は、現代スポーツの到達点を感じさせる。