「ビー玉びーすけ」が世界中のクリエイターから絶賛される理由は、画面上で起きているアクションがすべて完全実写の物理現象であるという点に尽きます。慶應義塾大学の佐藤雅彦研究室から生まれたクリエイティブ集団「ユーフラテス」が設計した装置群は、ミリ単位の精度で計算され尽くしています。
装置の随所には、重心移動、慣性の法則、遠心力、磁石の反発・吸着といった物理法則が組み込まれています。例えば、びーすけが敵の攻撃を避ける瞬間は、レールの傾斜と玉の回転モーメントを極限まで同調させることで成立させています。数十回から百回以上のテイクを重ねて奇跡のワンカットを成立させるその執念こそが、画面越しに伝わる本物の緊張感の源泉です。