ブリーチを使わずに理想のベージュを形作る上で、カラー剤の選択は仕上がりの完成度を大きく左右します。サロン現場で高評価を得ているのが、ウエラが誇る「イルミナカラー」とミルボンの「オルディーブ アディクシー」の使い分けです。
イルミナカラーの代表的ベージュ品番であるイルミナカラー サファリ 配合は、柔らかなシアーベージュを表現する際のマスターピースとされています。サファリ単体でも上品なツヤが出ますが、日本人の頑固なオレンジみを打ち消すために、寒色系の「オーシャン(アクアブルー)」や「フォレスト(ミスティックグリーン)」を10〜20%ほどブレンドするのがカラーリストの常套手段です。光を取り込むツヤと柔らかさが生まれ、シルクのような質感が手に入ります。
一方、毛髪の太さや赤みが極端に強い髪質には、アディクシーカラー 赤み消しのパワーが真価を発揮します。アディクシーはブラウン色素を排除し、青色や青紫色の染料を高濃度に含んでいるため、黒髪特有の赤褐色を強力に打ち消します。「エメラルド」や「サファイア」をベースに忍ばせることで、嫌な赤みを封じ込めたクールなグレージュ寄りのミルクティーベージュが完成します。