中村梅雀のプライベートにおける大きな転換点となったのが、2006年に発表された女優・前田淳子との再婚でした。当時、梅雀は50歳、前田淳子は25歳という25歳の年の差婚は、各メディアで大きな話題を呼びました。
二人の馴れ初めは劇団前進座での共演でした。劇団の後輩として真摯に舞台と向き合う淳子さんの姿に梅雀が惹かれ、互いの演劇観を語り合う中で信頼関係を構築。前進座からの独立という大きな決断の時期を、最も近くで精神的に支え続けたのが彼女でした。
結婚から約9年が経過した2015年8月、二人の間に待望の女児(次女)が誕生します。この時、梅雀は59歳(還暦目前)、淳子さんは34歳でした。かつて前妻との間に長女をもうけていた梅雀にとって、約四半世紀ぶりとなる子育てのスタートとなりました。
テレビ番組や雑誌の取材で愛娘について語る梅雀の表情は、完全に「目に入れても痛くない子煩悩な父親」そのものです。夜泣きの対応や幼稚園・学校の行事への積極的な参加など、年齢を感じさせないエネルギッシュな父親ぶりは、同世代のシニア層からも強い共感を集めています。2026年現在、小学校高学年へと成長した娘との絆は、彼の演技にさらなる深みと柔らかさを与えています。