モカマタリが持つ潜在能力を余すところなく引き出すためには、焙煎度と抽出の設計が極めて重要です。素材の良さを活かしたおすすめの淹れ方を紹介します。
【おすすめの焙煎度】
モカマタリのポテンシャルが最も美しく開花するのは「ハイロースト(中煎り)」から「シティロースト(中深煎り)」です。浅煎りすぎると独特のコクや甘みが乗り切らず、深煎りすぎると繊細なワイン様のフルーティーアロマが焦げ香に隠れてしまいます。果実の酸味と芳醇なボディ感を両立させるなら、ハイ〜シティの焙煎度を選びましょう。
【ハンドドリップでの美味しい淹れ方と挽き方】
1. 挽き方(粒度):「中挽き〜中細挽き」に設定します。雑味を抑えつつ豊かなオイル分と香りを抽出するために、微粉はできる限り取り除くのが理想です。
2. お湯の温度:88℃〜90℃のやや低めの湯温を推奨します。高温すぎるとイエメン豆特有のエグみが出やすくなるため、落ち着いた温度で抽出します。
3. 抽出比率:コーヒー粉18gに対して仕上がり量200ml〜220mlを目安にします。
4. 注湯プロセス:最初に40ml程度のお湯を中心から優しく注ぎ、35秒〜40秒ほどじっくり蒸らします。その後、円を描くように2〜3回に分けて丁寧にお湯を注ぎます。最後の一滴まで落としきらず、ドリッパーにお湯が残っている状態で外すことで、雑味のないクリアで芳醇なカップに仕上がります。