なぜ塩ダレキャベツが国民的タイパ飯に?プロが明かす3分の黄金比レシピ

なぜ塩ダレキャベツが国民的タイパ飯に?プロが明かす3分の黄金比レシピ

なぜ塩ダレキャベツが国民的タイパ飯に?プロが明かす3分の黄金比レシピについて押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

時計の針を少し巻き戻そう。この料理が日本人の共通言語になった震源地は、1990年代後半から2000年代初頭にかけての焼肉チェーン「牛角」の台頭だった。「やみつき塩キャベツ」と銘打たれたそのメニューは、当時としては革新的だった。脂っこい肉の合間に挟む箸休めでありながら、単体でビールが何杯でも飲める。原価率を抑えつつ顧客満足度を跳ね上げる天才的な発明だった。

その後、全国の居酒屋や焼き鳥屋がこぞって模倣した。「キャベツおかわり自由」を掲げる大衆酒場が増え、酒飲みの胃袋に刷り込まれていく。だが、長らくそれは「外で食べるもの」だった。家でキャベツを食べるなら千切りにしてマヨネーズを添えるか、炒め物にするのが昭和から平成の不文律だったからだ。その見えない壁が、ここ数年の生活様式の激変によって音を立てて崩れ去った。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。