1978年に放送を開始した『24時間テレビ 愛は地球を救う』は、日本のテレビ放送業における大型チャリティー特番の先駆けとして異彩を放ってきた。その中でも「サライ」は、視聴者参加型の音楽制作という画期的な手法を取り入れた点において、日本の音楽業界にも大きな衝撃を与えた。
プロのアーティストが一方的にメッセージを届けるのではなく、お茶の間の人々が寄せた「故郷への思い」や「家族への感謝」がそのまま歌の血肉となる。この双方向性のドラマこそが、単なる番組挿入歌にとどまらない、国民的合唱曲としての揺るぎない説得力をもたらしたといえる。