ネット上のマナー記事を鵜呑みにした結果、かえって場を白けさせてしまう落とし穴が存在します。注意すべき3つの誤解を正します。
誤解1:手土産は高価であればあるほど良い
両家顔合わせ 手土産 相場とのしに関して、「一生に一度だから1万円以上の高級品を持参すべき」という極端な言説が見受けられますが、これは完全な誤解です。高額すぎる手土産は、相手側に「お返しをどうすべきか」という余計な精神的・金銭的負担を強いることになります。相場はあくまで3,000円〜5,000円の範囲に収め、賞味期限が長く、個包装で分けやすい地元の銘菓を選ぶのが王道です。のし紙は「紅白10本結び切り(一度結ぶと解けない=結婚用)」、表書きは「寿」または「御挨拶」とし、水引の下段にそれぞれの「家名(苗字)」を記載します。
誤解2:完璧な敬語で隙のない進行をしなければならない
アナウンサーのような流暢な敬語で進行しようとすると、かえって距離感が生まれ、お見合いのような硬直した空気を作り出してしまいます。専門家が指摘する通り、顔合わせに求められているのは「儀式の完遂」ではなく「親睦」です。少し噛んでしまったり、緊張で声が震えたりしても、相手の目を見て笑顔で感謝を述べる姿勢があれば、誠実さは十二分に伝わります。
誤解3:政治・宗教・病気以外の話題なら何を話しても安全
タブーとされる3大テーマ(政治・宗教・プロ野球などの贔屓チーム)を避けていても、盲点になりやすいのが「自虐ネタ」や「過去の恋愛話」です。親が我が子を謙遜するあまり「この子は家事が一切できなくて…」と過度に貶めたり、お酒が進んだ勢いで昔の交際相手の話題に触れてしまったりすると、一瞬で場が凍りつきます。話題に困ったときは、新郎新婦の幼少期の微笑ましいエピソードや、共通の趣味、結婚式場の下見の話など、全員がポジティブに参加できるネタを事前に用意しておく必要があります。