無自覚に続けてしまいがちな習慣ですが、生体構造を無視した圧力を加え続ける行為には、取り返しのつかない身体的リスクが潜んでいます。医療現場で指摘される床オナの危険性と代表的なデメリットは以下の通りです。
第一のリスクは、神経末梢の損傷による深刻な感度低下です。亀頭や陰茎背神経は本来、非常に繊細な知覚センサーを備えています。しかし、フローリングや硬い敷布団による強烈な面圧と強い摩擦熱を長期間受け続けると、皮膚表面が角化・肥厚し、刺激を受け取る受容体の機能が麻痺していきます。結果として、より強い圧力でなければ快感を得られない重度の不感症状態へと進行します。
第二に挙げられるのが、海綿体の白膜損傷に伴うペニス湾曲です。勃起時の陰茎は、内部の海綿体に血液が充満して高圧状態を保っています。その脆弱な状態のペニスに対し、押し潰すような荷重や不自然な角度での負荷をかけ続けると、海綿体を包む強靭な膜である「白膜」に微小な断裂や炎症が生じます。修復過程で線維化が起きることでペニスにしこりができ、勃起時に大きく折れ曲がる「ペイロニー病(形成性陰茎硬化症)」に類似した湾曲変形を引き起こす危険性があります。
第三に、尿道や前立腺への物理的ダメージも見逃せません。射精の瞬間に体重で尿道が強く圧迫されていると、精液が前方にスムーズに押し出されず、前立腺や膀胱側へ逆流する「逆行性射精」のような負荷がかかります。これが慢性的な前立腺炎や排尿痛、射精痛の引き金となります。
第四のデメリットは、皮膚トラブルと黒ずみ・色素沈着です。慢性的な強い摩擦は表皮の炎症を招き、擦過傷や出血、雑菌感染による亀頭包皮炎を誘発します。また、摩擦防御反応としてメラニン色素が沈着し、性器周辺が不自然に黒ずむ審美的な問題も生じます。
第五に、この問題は男性特有のものではありません。見落とされがちな床オナによる女性への影響として、外陰部やクリトリスへの過剰圧迫による知覚神経の麻痺、小陰唇の血流障害や擦過傷が挙げられます。女性の場合も同様に、体重をかけた摩擦に慣れてしまうと、通常の愛撫や挿入によるオーガズム到達が著しく困難になる臨床例が確認されています。