1994年の開港時、イタリアの名匠レンゾ・ピアノ氏が手がけた第1ターミナルビルの建築美は、今なお世界中の建築ファンを惹きつけてやまない。流れるような屋根のシルエットと、圧倒的な吹き抜け空間。今回のリニューアルでは、このオリジナルの美学を完璧に継承しながら、最先端テクノロジーとの融合が見事に果たされた。
その真骨頂が、大規模導入されたスマートレーン保安検査だ。高性能CTスキャナーの導入により、手荷物からPCや液体類を取り出す手間が一切不要になった。さらに複数人が同時に検査準備を行える長尺レーンのおかげで、通過スピードは劇的に向上。保安検査場特有の殺伐とした空気は消え去り、驚くほどスムーズなセキュリティチェックが実現している。