今回、筆者が独自に取材を行った複数の年収1億円オーバーのビジネスパーソンたち。彼ら・彼女らの言動から浮かび上がったのは、常人離れした能力やカリスマ性というよりも、徹底された「思考の抽象度」と「時間の使い方」だった。彼らは例外なく、労働時間に対する対価(時給思考)を完全に捨てる。代わりに「自分がどのレバーを引けば最も大きなレバレッジがかかるか」というインパクトのみに全神経を注いでいる。
Netflix『ビル・ゲイツの頭の中』で描写されるように、極めて複雑な物事を一瞬で構造化し、他人に任せられる部分は徹底的にシステム化・自動化する態度が共通していた。また、彼らは例外なく「断る力」が強い。自分にしか出せない付加価値以外の雑務や無意味な付き合いを切り捨て、圧倒的な成果を生む領域だけにエネルギーを集中させているのだ。この冷徹なまでの優先順位付けこそが、年間1億円の価値を生み出す隠れたエンジンと言える。