1996年、プレイヤーが最初に手にした3匹のうちの1匹、フシギダネ。タケシやカスミといった序盤のジムリーダーに対して圧倒的な優位を誇りながらも、終盤の炎や氷、飛行タイプの台頭によって影を潜めることが多かった。当時のトレーナーにとって、草タイプは「序盤のイージーモード、終盤のハードモード」という強烈な先入観とともに記憶されている。
しかし、30年が経過した今、その評価は180度覆された。フシギダネから始まる「草スターター」の系譜は、作品を重ねるごとに高度なデザインと個性的な技構成を獲得。単なる攻撃役にとどまらない、チーム全体のシステムを支える司令塔としてのアイデンティティを確立したのだ。