大手芸能事務所研音に所属していた時代から、彼女は典型的なアイドル像とは明確に一線を画していた。グラビア写真集という媒体においても、単なる消費対象としての露出ではなく、光と影、被写体としての呼吸を重んじたアート作品としてのクオリティが追求されていた。
写真集『Natural Pure』や『16 Mobile Stories』など、当時の作品群を紐解くと、カメラに向かって媚びることのないまっすぐな眼差しが際立つ。彼女にとってカメラの前に立つ行為は、演技と同じく自身の感情や身体を通じた表現の探求に他ならなかったのだ。