セントレアの空港島内に足を踏み入れると、巨大な青いネオン看板を掲げたツインタワーが圧倒的な存在感を放っています。予約サイトで空室を検索した際、双方がほぼ同額で並んでいるため、「単なる号館の違いだろう」と直感で選んでしまい、現地に到着してから動線の長さに後悔する宿泊者が後を絶ちません。この迷いを生む最大の原因は、両棟の構造的生い立ちと敷地内レイアウトの非対称性にあります。
歴史的な経緯を振り返ると、現在の「1」は本館として先に誕生した旧「グリーンサイド」、そして「2」は増築された別棟である旧「オレンジサイド」に該当します。総客室数およそ1,000室超という超巨大規模を誇る「1」に対し、「2」は約280室規模とコンパクトに設計されています。この規模の違いこそが、館内での過ごしやすさや移動の快適性に直結しています。
両棟の決定的なスペック差を浮き彫りにするため、取材班がまとめた客観的データ比較表が以下となります。
物理的な位置関係として、空港の玄関口であるアクセスプラザから連絡通路(ペデストリアンデッキ)を歩いてくると、最初に突き当たるのが「東横INN中部国際空港1」のエントランスです。「2」に宿泊する場合は、「1」の建屋を横目にさらに南側(海側)へ100メートル以上歩道を進む必要があります。天候が荒れている日や、大型スーツケースを2個転がしている家族連れにとって、この「わずか2分ほどの追加歩行」は心理的にも体力的にも小さくない負担となります。