世界中のリスナーが待ち望んでいたその瞬間は、突然訪れた。ワーナーミュージック・ジャパンを通じて世界同時発表されたのは、Cornelius名義による包括的なワールドツアーの全貌だ。北米主要都市のコンサートホールを皮切りに、ヨーロッパ、アジアの各都市を巡演する大規模な巡回日程が組まれている。
今回のツアーで特筆すべきは、単なる過去作の再現にとどまらないライブアクトとしての構造的進化だ。超高精細な映像とマルチチャンネルサラウンドを完璧に同期させる音響体験は、これまでのライブパフォーマンスの概念を刷新する。音と光が完全な密室空間で交錯するステージング。極限まで削ぎ落とされたミニマリズムと重厚なアンサンブルの対比は、客席を息をのむ息吹へと引きずり込む。