なぜモルガナは頑なに主人公を寝かせようとしたのでしょうか。その理由は、ゲームバランスの維持とストーリーテリングの整合性にあります。
『ペルソナ5』はカレンダー形式で進行するため、パレス攻略や潜入ルート確保を行った日は主人公が肉体的・精神的に極度の疲労を抱えているという設定になっています。そのため、体調管理を名目としてモルガナが「疲れをとるために休むべきだ」と促す演出が組み込まれました。
しかし、効率的なステータス上昇やアイテム作成を狙うプレイヤーにとっては、夜の貴重な1コマを潰されることは死活問題でもありました。「潜入道具を作りたい」「本を読んで知識を上げたい」と意気込むプレイヤーに対し、モルガナが無慈悲に「今日はもう寝ようぜ」と言い放つ構図が繰り返された結果、ファンの間では「睡眠強要猫」「睡眠の化身」などと親しみと恨めしさを込めて呼ばれるようになったのです。
なお、完全版としてリリースされた『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』ではユーザーからの声を受け、異世界探索の夜でも自室内の読書やDVD鑑賞、コーヒー淹れなどの行動が可能になる大幅な緩和調整が施され、ファンの間では「モルガナの規制緩和」として大きな話題を呼びました。