セルフ式食堂で会計が高額になってしまう背景には、行動経済学で言う「視覚的ナッジ」と「選択の過剰負荷」が働いています。ずらりと並んだ色鮮やかな料理をトレイに乗せていく行為は、空腹時の脳に強い報酬予測を与えるため、本来の必要量以上の品数を無意識に選んでしまいがちです。
特に以下の3点が見落としがちな盲点となります。
・主菜を2品取ってしまう重複トラップ
「玉子焼き(主菜級)」を頼んだ上に、「サバの塩焼き」や「チキンカツ」を取ってしまうと、それだけでメインが2つになり予算も600〜800円跳ね上がります。
・小鉢の積み重ねによる予算膨張
1品150円前後の小鉢も、冷奴、ひじき、サラダと3品取れば450円。主菜とご飯・汁物を合わせれば簡単に1,000円の大台を突破します。
・ご飯サイズとカロリーの誤認
大釜で炊かれた美味しいご飯は進みやすいものの、「中」サイズでも一般的な茶碗大盛り(約200〜250g)に相当します。脂質の多い揚げ物と組み合わせると、1食で1,000kcalを超えるケースも珍しくありません。