ネット上の情報やブライダルフェアの華やかなパンフレットだけでは見えてこない、プロ目線のシビアな注意点を検証します。
誤解①:「東京から1時間だから、ゲストは日帰りで気楽に来られる」
新幹線に乗っている時間自体は約1時間ですが、ゲストは自宅から東京駅までの移動時間、新幹線の発車待ち、軽井沢駅から式場までのシャトルバス移動、そして挙式前の着替えやヘアセットの時間を考慮しなければなりません。午後挙式の場合でも、都内を朝8時に出発し、帰宅は夜22時を過ぎるというケースが日常茶飯事です。特にヒールを履いた女性ゲストや高齢者にとって、日帰りの強行軍は想像以上の身体的負担となります。「日帰り可能」を免罪符にせず、翌日の有休取得を推奨したり、宿泊をプレゼントするなどの心配りが不可欠です。
誤解②:「自然の中だから、装花は最低限でも映える」
「周囲に緑が溢れているから、披露宴会場のテーブル装花を節約しても寂しく見えないだろう」という判断は危険です。軽井沢の木造建築や天井の高いバンケットは、外の広大な自然との対比で成り立っています。室内装花を極端に削ってしまうと、高い天井や広々とした空間にボリュームが負けてしまい、かえって殺風景で貧相な印象を与えてしまいます。装花費用を削るのではなく、軽井沢らしい小枝やグリーン、キャンドルを巧みに使ったナチュラルコーディネートを得意とするフローリストと綿密に打ち合わせることが求められます。
誤解③:「引き出物は全国一律のカタログギフトで十分」
遠方まで足を運んでくれたゲストに対し、どこでも手に入る量産品のカタログギフトを贈ると、リゾート婚ならではの特別感が削がれてしまいます。軽井沢ウェディングの卒花たちから評価が高いのは、地元の老舗ワイナリーの限定ワインや、軽井沢名産のジャム・焼き菓子の詰め合わせ、信州の伝統工芸を取り入れた上質なテーブルウェアなどです。ただし、持ち帰り時の荷物の重さには最大限配慮し、大きな荷物になる場合は「後日自宅へ配送する引き出物宅配便」を活用するのが現代の必須マナーとなっています。