ネット上で拡散されている節電情報の中には、エアコンの構造上逆効果となる誤解が少なくありません。特に代表的な2つの誤解を正す必要があります。
1つ目は、「最初から微風運転にするほうが省エネになる」という説です。これは完全な誤りです。微風運転にすると温風が部屋全体に行き渡るまでに膨大な時間がかかり、コンプレッサーが高負荷のまま長時間稼働し続けるため、結果的に電力量が増加します。
2つ目は、「エアコンが効かないからと、設定温度を30度まで急上昇させる」という行為です。エアコンは設定温度を極端に高くしても吹き出す風の温度が劇的に熱くなるわけではありません。単にゴールを引き上げることでフルパワー運転の時間を不要に長引かせるだけであり、電気代を無駄に消費する最悪のNG行動と言えます。