侍ジャパンで一気に広まったペッパーミルポーズですが、発祥の地はヌートバー選手が所属するMLBのセントルイス・カージナルスです。2026年シーズン、チームメイトだったアンドリュー・キズナー捕手らとともに考案したベンチ内パフォーマンスが原点でした。
日本では「コショウを挽くパフォーマンス」として親しまれましたが、アメリカの野球界におけるニュアンスはよりストイックです。英語の「Grind(グラインド)」には「挽く、すりつぶす」という意味のほかに、「地道に身を粉にして働く」「泥臭くコツコツと粘り強くやり抜く」というスラングが存在します。
当時の特番インタビューや米メディアの取材に対してヌートバー選手自身が語ったところによると、「どんなに泥臭い凡打や進塁打であっても、チームのためにコツコツと点をもぎ取る。小さな積み重ね(Grind)が勝利を生む」という誓いを、調味料を挽くペッパーグラインダーに見立てたジェスチャーでした。単なるおふざけではなく、チームの献身的なプレースタイルを象徴する合言葉だったのです。