はんにゃ(金田哲・川島章良)は、2005年に吉本総合芸能学院(NSC)東京校10期生としてコンビを結成しました。デビューからわずか数年で『爆笑レッドカーペット』や『キャンパスナイトフジ』などへの出演を機に急浮上し、2009年には子ども向けバラエティ番組『ピラメキーノ』(テレビ東京系)のメインキャストに抜擢されます。当時の熱狂は凄まじく、小学生を中心に社会現象となった「ズクダンズンブングンゲーム」は、関連グッズや楽曲を含め一大ムーブメントを形成しました。
しかし、ブレイクから数年後の2010年代前半には、レギュラー番組の終了とともに全国ネットのプライム帯から急速に姿を消すことになります。報道各社のインタビューや当時の特番で二人が振り返った告白によると、その背景には「急激な消費サイクルの罠」と「想定外の私生活の危機」が存在していました。
最大の要因は、結成からあまりに早いスピードで頂点に達したことによる「フリートークや平場スキルの未熟さ」でした。連日のスケジュール過密により睡眠時間が1時間未満という極限状態が続き、漫才やトークの基礎体力をじっくり養成する時間が奪われてしまったのです。さらに、2014年11月には川島が健康診断をきっかけに「腎臓がん(ステージ2)」の宣告を受け、2015年1月に極秘手術を行うという重大な転機がありました。当時は周囲やファンに余計な心配をかけまいと病名を伏せていたため、仕事のセーブが「需要低下によるフェードアウト」と世間に誤認される一因となりました。