ためしてガッテン流の膿栓の取り方とは?綿棒Ngの真相と安全な対処法

ためしてガッテン流の膿栓の取り方とは?綿棒Ngの真相と安全な対処法

ためしてガッテン流の膿栓の取り方とは?綿棒Ngの真相と安全な対処法について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

ネット上の掲示板やSNSを見渡すと、「ためしてガッテンで紹介された綿棒を使った膿栓の取り方」「スプーンや指で押し出す裏技」といった投稿が散見されます。しかし、これらの言説は完全な歪曲です。医療関係者や過去の放送記録を綿密に照合すると、NHKの『ためしてガッテン』で膿栓が特集されたのは2014年のことでした。当時番組が提示したのは、道具を使って無理やりほじくり出す方法ではなく、喉の奥を清潔に保ち乾燥を防ぐことで自然脱落を促すケア手法に他なりません。

それにもかかわらず、放送終了後から「ためしてガッテン流の安全な取り方」というフレーズだけがひとり歩きし、民間療法的な危険な自力除去メソッドと結びつけられて拡散してしまいました。番組の取材班が警鐘を鳴らしていたのは、むしろ「喉をむやみにいじる危険性」だったのです。

では、当時番組が推奨し、現在も耳鼻咽喉科医や歯科医師が支持する「ためしてガッテン流うがい法」とはどのような手順なのでしょうか。その核となるのは、通常のうがいでは水流が届きにくい口蓋扁桃(こうがいへんとう)のひだの奥までしっかり洗浄液を行き渡らせるアプローチです。

【実践:ためしてガッテン流うがいの基本ステップ】

① まず少量の水またはぬるま湯を口に含み、強めに口の中をゆすいで吐き出します(口腔内の食べかすをあらかじめ除去するプレうがい)。
② 再び適量の水を口に含み、顔を真上(天井が見える角度)に向けます。
③ 喉の奥を開く意識を持ちながら、「ガラガラ」と音を立てるのではなく、「オ」「ア」「エ」と母音を発声しながら喉の奥を震わせるようにうがいを行います(約15秒間)。
④ これを2〜3回繰り返します。

「オ」や「ア」と声を出すことで軟口蓋が持ち上がり、扁桃腺の周辺に溜まった粘液や乾燥した分泌物が水流で洗い流されやすくなります。無理に剥がし取るのではなく、喉の自浄作用を後押しすることこそが、番組が意図した唯一の「臭い玉を安全に取る方法」の真相です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。