魚沼の里を巡る上で、多くの来訪者が直面する「盲点」がアクセス手段とアルコールのジレンマです。
まずアクセスについて、ネット情報では「最寄り駅からバスでアクセス可能」とあっさり書かれていることがありますが、ここに落とし穴があります。JR上越新幹線の浦佐駅や上越線・六日町駅、五日町駅から路線バスが運行されているものの、便数は1日数本と極めて限定的です。平日の通勤通学時間帯を除くと運行間隔が数時間空くこともあり、事前に時刻表を精査しておかないと現地で身動きが取れなくなります。新幹線・電車を利用する場合は、六日町駅または浦佐駅からタクシー(片道約15〜20分、約3,000円〜4,000円前後)を利用するのが最も現実的な選択肢です。
マイカーやレンタカーを利用する場合、関越自動車道「六日町IC」または「大和スマートIC」から約15〜20分と車でのアクセスは極めて良好です。ただしここで浮上するのが、「ドライバーはお酒が飲めない」というクラフトツーリズム特有の課題です。蔵元直営の試飲コーナーや猿倉山ビール醸造所の出来立てドラフトビールを前に、ハンドルキーパーが疎外感を味わう事態は避けたいところです。グループ旅行であれば交代で運転手を務めるか、あえて浦佐駅からタクシーや送迎プランを組み合わせる旅程設計が効果を発揮します。また、現地には高品質なあまさけやクラフトコーラ、ノンアルコールビールも完備されているため、飲めない人への配慮も行き届いています。
混雑を完璧に回避するための、編集部おすすめの「最強の回り方(午前着モデルルート)」は以下の通りです。
- 10:00〜10:15|現地到着・「そば屋長森」で整理券発券:到着後、真っ先に長森の発券機へ向かいランチの順番を確保する。
- 10:30〜11:15|八海山雪室ツアー参加:事前予約しておいた雪室ツアーで冷気と熟成の技術を体感。
- 11:20〜12:20|そば屋長森で絶品ランチ:発券順にスムーズに入店し、混雑ピークの前に名物のそばに舌鼓を打つ。
- 12:30〜13:30|丘の上の「猿倉山ビール醸造所」へ散策:食後の運動を兼ねて丘を登り、パノラマ絶景を眺めながらクラフトビール(または限定ソフトドリンク)で一服。
- 13:45〜14:30|千年こうじや&菓子処さとやでお土産調達:保冷剤が必要なお酒やスイーツを最後に購入し、スムーズに出発。